午前:債券サマリー 先物は続落、10年債入札を警戒


 3日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。前日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことに加え、この日に財務省が実施する10年債入札への警戒感から売りが優勢だった。

 米関税政策を巡る不透明感を背景に米インフレ再燃が意識されるなか、2日の米長期金利が上昇した流れが東京市場に波及した。米債券安の影響は朝方で一巡したものの、10年債入札を控えた持ち高調整とみられる売りに押されるかたちで軟化。日経平均株価が反発したことや、日銀の植田和男総裁が参院財政金融委員会で「日銀の経済・物価の見通しが実現すれば、利上げを継続する」との見解を改めて示したことも重荷となり、債券先物はこの日の安値で午前の取引を終えた。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比17銭安の138円85銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.015%高い1.520%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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