明日の為替相場見通し=米中関係の改善期待後退ならドル売り優勢に


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、トランプ米大統領が米中首脳の電話会談が行われる可能性が低いことを示唆したことから軟調な展開となる可能性がある。予想レンジは1ドル=143円00銭~144円50銭。

 トランプ氏は4日未明(日本時間同日午後)、中国の習近平国家主席について「交渉するには極めてタフな相手だ」と自身のSNSに投稿した。週内に見込まれていた米中首脳会談が実現するかどうかは不透明で、米中関係の改善期待が後退するようならドルが売られやすくなるだろう。

 ただ、3日に発表された4月の米雇用動態調査(JOLTS)で米労働市場の底堅さが示され、米景気悪化に対する過度な懸念は後退している。今晩にされる5月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートや、5月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数が強い内容となればドルの支えとなりそう。とはいえ、週末に米雇用統計の発表を控えていることから積極的には動きにくいだろう。

出所:MINKABU PRESS


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