米外為市場サマリー:予想上回る米雇用指標を受け一時144円10銭台に上伸


 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円97銭前後と前日と比べて1円25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円74銭前後と同45銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日に発表された5月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)が市場予想を下回ったことを受け、欧州市場でユーロ売り・ドル買いが進むにつれて対円でもドル買いが流入。日銀の植田和男総裁が同日の参院財政金融委員会で「経済・物価情勢の改善が見込めないなかで、無理に政策金利を引き上げる考えはない」などと述べ、追加利上げに慎重なハト派的な発言が円売りを促した面もあった。ニューヨーク市場では4月の米雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人件数が市場予想を上回ったことを好感したドル買いが活発化し、ドル円相場は一時144円11銭まで上伸した。ただ、トランプ米政権が掲げる関税措置に対する警戒感は払しょくされておらず、ドルは買い一巡後にやや上値が重くなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1372ドル前後と前日に比べて0.0070ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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