午前:債券サマリー 先物は反発、米債券高を手掛かりとした買い優勢


 5日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。4日に発表された米経済指標が低調だったことを受け、同日の米長期債相場が反発(金利は低下)した流れが東京市場に波及した。

 米5月ADP雇用統計と米5月ISM非製造業景況感指数が米経済の減速を示唆する内容だったことで、前日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)による利下げが意識されたもよう。米長期金利の低下が国内債の追い風となり、債券先物は朝方に139円26銭まで上昇する場面があった。ただ、この日に財務省が実施する30年債入札の結果を見極めたいとのムードが強く、一段の上値追いには慎重さが感じられた。なお、厚生労働省が朝方に発表した4月の毎月勤労統計調査は、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月に比べて1.8%減ったが、相場への影響は限られている。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比27銭高の139円22銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.020%低い1.480%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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