米外為市場サマリー:米景気の悪化懸念で一時142円60銭台に軟化


 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円77銭前後と前日と比べて1円20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円01銭前後と同70銭強のユーロ安・円高だった。

 この日に米民間雇用サービス会社ADPが発表した5月の全米雇用リポートは、非農業部門の雇用者数(政府部門は除く)が前月比3万7000人の増加と市場予想を大幅に下回り、2023年3月以来の低水準となった。また、同日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月の米非製造業(サービス業)景況感指数は、前月から1.7ポイント低下の49.9となった。米景気の悪化懸念から投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、米長期金利が低下するとともにドル売りが流入。ドル円相場は142円61銭まで下押したあとは下げ渋る動きとなったが、週末に米雇用統計の発表を控えていることなどから戻りは限定的だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1417ドル前後と前日に比べて0.0045ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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