<注目銘柄>=朝日工、良好な設備投資環境追い風に高値更新を期待


 朝日工業社<1975.T>は業績面で買い安心感があり、今年1月につけた上場来高値の更新とその後の持続的な株高を期待したい。同社は空調・衛生工事の大手で、26年3月期の売上高は1000億円(前期比8.8%増)、最終利益は64億円(同2.7%増)を計画。3期連続で過去最高益を更新する見通しだ。設備工事部門では前期に食品や医薬品をはじめとする工場関連の受注が増加。機器製造販売では、フィルムなどの乾燥に用いるドライヤー関連の大型受注を獲得した。繰越高が高水準に積みあがるなか、今期も企業の設備投資意欲が堅調に推移すると想定し、受注高は1000億円(同7.4%増)を予想する。

 データセンター関連の設備工事需要が中期的な成長ドライバーとなると期待されている同社だが、人員増に伴う施工体制の強化や、DXによる業務効率化による内部努力による収益貢献も見込まれる状況だ。創業100周年に伴う前期の記念配当20円を落とし、今期は年間配当100円を計画するが、それでも配当利回りは4.3%前後と高水準。全体相場の調整局面では下値抵抗力を発揮する可能性が高い。(碧)

出所:MINKABU PRESS


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