午後:債券サマリー 先物は前日比変わらず、米雇用統計前で見送り 長期金利1.455%で推移


 6日の債券市場で、先物中心限月6月限は前日比で変わらず。前日の米国市場で、長期債相場が下落(金利は上昇)したことを受けた売りが先行したものの、持ち高調整目的の買いが入って持ち直した。

 欧州中央銀行(ECB)が5日、政策金利を0.25%引き下げると発表した。利下げは市場のコンセンサスに沿ったものだったが、ラガルド総裁が緩和サイクルの終了が近づいているとの認識を示し、同日の欧州債相場は下落(金利は上昇)した。米国市場ではトランプ大統領と中国の習近平国家主席が電話会談を行った。米中の緊張関係が和らぐとの受け止めから、安全資産とされる米国債には同日に売り圧力が掛かり、米長期金利は上昇した。

 日本国内では財務省が6日、3カ月物の国庫短期証券の入札を行ったが、円債相場の反応は限定的だった。利付国債に関しては入札がなく、日銀による定例の国債買い入れオペといった需給イベント不在のなかで、手掛かり材料が乏しかった。日本時間6日夜には5月の米雇用統計が公表されるとあって、手控えムードも強く、午後は小動きとなった。

 先物6月限は前営業日比変わらずの139円35銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は午後3時過ぎの時点で前営業日比0.010ポイント低い1.455%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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