午前:債券サマリー 先物は下落、米債券安に追従 長期金利上昇し1.475%で推移


 9日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は下落した。前週末6日の米国市場で、長期債相場が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。

 6日に発表された5月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が市場予想を上回る伸びとなり、米国の労働市場に対する悲観を和らげた。米中の緊張関係が緩和に向かうとの見方も手伝って、投資家のリスク許容度が一段と改善。安全資産とされる米国債には売りが出た。

 9日に日本の内閣府が発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP)の改定値は、年率換算で前期比0.2%減となり、速報値(0.7%減)から上方改定された。円債相場への反応は限定的なものとなっている。日銀はこの日、「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同25年超」を対象とした定例の国債買い入れオペを通告した。オファー額は予定通りだった。

 先物6月限は前営業日比17銭安の139円18銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回りは同0.025ポイント高い1.475%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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