ANAPHDがS高カイ気配、初のビットコイン建て増資発表でサプライズ視


 ANAPホールディングス<3189.T>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の1114円でカイ気配となっている。同社は9日の取引終了後、第三者割当増資による資金調達を発表した。調達額のうち約80億円分はビットコインの現物出資によるものとする。日本経済新聞電子版は同日、「ビットコイン建ての増資は初めての事例となる」と伝えているほか、更にANAPHDはビットコイン事業を開始し、中期的な保有やトレーディングとともに、関連ビジネス領域の開拓を図る方針を示している。一連の発表をサプライズ視した買いが入ったようだ。

 ANAPHDはネットプライス事業再生合同会社(東京都港区)やキャピタルタイフーン(同)を割当予定先に1株968円で新株を発行。QL有限責任事業組合(同)、Tiger Japan Investment(東京都渋谷区)、AEGIS(同千代田区)を割当予定先に1株250円で新株を発行する。払い込み額のうち、約76億2500万円分については、金銭債権の現物出資(デッド・エクイティ・スワップ、DES)による方法で実施。約80億円分は、キャピタルタイフーンによるビットコインでの現物出資による方法で割り当てる。このほか、ネットプライス事業再生合同会社などを割当予定先として新株予約権を発行。新株と新株予約権の発行を通じて調達した資金の合計約67億円については、運転資金やM&Aの資金、ビットコインの取得資金に充てる。

 ANAPHDはアパレルブランド「BASICKS」の取得と、エステ・リラクゼーションサロンを展開するTLC(東京都渋谷区)との業務提携も発表している。

出所:MINKABU PRESS


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