<注目銘柄>=TSIHD、構造改革順調に進み業績は回復へ


 TSIホールディングス<3608.T>は、4月14日につけた年初来安値947円を底に徐々に下値を切り上げつつある。業績回復への期待から今後株価も本格的な反発が期待されるだけに、まだ下値圏にある時価水準は拾い場と考えたい。

 中期経営計画で掲げた構造改革の取り組みが順調に進んでいることに注目したい。構造改革では仕入れ原価の低減や店舗改革などに取り組み、ブランドポートフォリオの見直しによる低収益事業の撤退や、ゴルフ事業を中心とした過年度在庫の整理を推進。25年2月期は営業利益16億3600万円(前の期比7.1%減)となったが、取り組みは順調に進捗しているとした。

 続く26年2月期は、これまでに行った構造改革により、主にコスト面での効果が発現する。また、前期の滞留在庫処分の反動による売上総利益率の改善や、改革に伴う一過性費用の剥落も見込まれる。事業撤退の影響で売上高は1530億円(前期比2.3%減)を見込むが、営業利益は57億円(同3.5倍)と大幅増益となる見通しだ。

 更に、構造改革では需給管理の適正化などにも取り組む。中期経営計画では27年2月期に売上高1650億円、営業利益100億円を目指しており、業績は回復から再拡大へ向かおう。(仁)

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。