米外為市場サマリー:米中協議の進展期待で一時145円00銭台に上伸


 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円87銭前後と前日と比べて30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=165円51銭前後と同40銭程度のユーロ高・円安だった。

 前日に続いてロンドンで開かれている米中通商協議の行方を見極めたいとして積極的な売買を手控える向きが多かった。ただ、交渉進展への期待感から米主要株価指数が堅調に推移したことがドルの支えとなり、リスク選好のドル買い・円売りが断続的に流入。協議に参加しているラトニック米商務長官が「あらゆる貿易問題について協議を進めており、交渉は実に順調に進んでいる」との認識を示したことがドルの買い安心感につながり、ドル円相場は145円00銭台に上伸する場面があった。とはいえ、ラトニック氏は「必要なら協議は明日11日まで続く可能性がある」とも述べており、市場参加者は一段のドル買いに慎重姿勢。米5月消費者物価指数(CPI)の発表を11日に控えていることも動きにくさにつながったようだ。一方、調査会社センティックスが公表した6月のユーロ圏投資家信頼感指数が前月から改善したことなどを背景にユーロが対ドルや対円で買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1425ドル前後と前日に比べて0.0003ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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