外為サマリー:米関税政策を巡る懸念で一時143円90銭台に軟化


 12日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=144円04銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円10銭弱のドル安・円高となっている。

 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円56銭前後と前日に比べ30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。同日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受けて一時144円33銭まで軟化した。

 米インフレ再燃思惑が後退するなか前日に米長期金利が低下したことで、この日の東京市場は日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが先行した。また、ブルームバーグ通信が「トランプ米大統領は11日午後(日本時間12日早朝)、今後1~2週間以内に貿易相手国に対して一方的な関税率を設定すると述べた」と伝えたことから投資家のリスク回避姿勢が強まっていることもあり、ドル円相場は午前9時50分ごろに143円96銭をつける場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1522ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0100ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=165円96銭前後と同25銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。