午前:債券サマリー 先物は堅調、米債券高などを手掛かりに買い優勢


 12日の債券市場で、先物9月限の出来高が6月限を上回ったことから事実上の限月交代となった。債券先物は前日の米債券高などを手掛かりに堅調に推移した。

 11日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受け、同日の米債券市場ではインフレに対する警戒感が後退。米長期債相場の上昇(金利は低下)が国内債の買いにつながった。また、ブルームバーグ通信が「トランプ米大統領は11日午後(日本時間12日早朝)、今後1~2週間以内に貿易相手国に対して一方的な関税率を設定すると述べた」と伝え、米関税政策を巡る不透明感が強まったことも債券相場を押し上げる要因となった。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)が実施される。

 午前11時の先物9月限は前日比12銭高の138円93銭、6月限は同9銭高の139円43銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%低い1.445%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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