午前:債券サマリー 先物は横ばい、日銀会合の結果待ち


 17日の債券市場で、先物中心限月9月限は横ばい。前日に急落した反動から反発して始まったものの、日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとして買いは続かなかった。

 中東情勢を巡る過度な懸念が後退するなか、16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落。インフレ圧力の高まりを意識して前日に売られていた債券先物に買いが流入し、朝方には一時139円07銭まで上伸した。ただ、日銀会合の結果発表を控えていることから上値追いの勢いは乏しく、買い一巡後は値を消す展開。市場では国債買い入れの減額計画の行方が注目されており、先物は警戒感から午前10時前に138円90銭とマイナス圏に沈む場面があった。なお、日本経済新聞電子版は14日に「四半期ごとに買い入れ額を4000億円ずつ減らしてきたが、同2000億円程度と減額幅を半分に縮める案が浮上している」と報じていた。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日と比べて横ばいの138円93銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.005%高い1.450%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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