午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利は1.460%で推移


 18日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発した。前日の日銀金融政策決定会合後の植田和男総裁による記者会見の内容がハト派的だったとの受け止めが広がった。中東情勢を巡る不安心理も再燃し、債券選好の流れとなった。朝高後は持ち高調整目的の売りが出て伸び悩んだ。

 中東情勢を巡っては、米国がイランの核施設の攻撃を検討していると海外メディアが相次いで報じた。イスラエルとイランが軍事衝突を繰り広げるなか、国際情勢の先行き不透明感が意識され、安全資産となる国債への買い意欲が高まった。

 この日は国内では利付国債の入札や日銀による国債買い入れオペといった需給イベントがなく、朝方の先物買いが一巡した後は手掛かり材料に欠いた。先物9月限は一時139円05銭まで上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)は現地時間18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する予定。金融政策の決定内容とパウエル議長の発言内容を見極めたいとのムードが次第に強まった。先物には持ち高調整目的の売りが出て午後は伸び悩んだ。

 先物9月限は前営業日比19銭高の138円86銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント低い1.460%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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