午前:債券サマリー 先物は続伸、中東緊迫でリスク回避目的の買い優勢


 19日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。中東の地政学リスクの高まりで投資家心理が悪化するなか、相対的に安全な資産とされる債券を選好する動きが強まった。

 18日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)は、市場の想定通り政策金利の据え置きが決まり、FOMC参加者の政策金利見通し(ドットチャート)は年内の利下げ予想の中央値が前回3月時点と同じ2回になった。これを受けた同日の米長期債相場は横ばいで取引を終えたが、東京市場ではイスラエルとイランの軍事衝突を背景としたリスク回避目的の買いが流入。一部で「米当局者らは数日以内にイランを攻撃する可能性に備えている」と報じられると、債券先物は午前10時00分すぎに139円22銭まで上伸した。ただ、きょうは財務省による5年債入札が予定されており、買い一巡後はやや上値が重くなった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比27銭高の139円13銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%低い1.435%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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