ダイワ通信が年初来安値更新、宣誓書違反による再審査に関する猶予期間入り


 ダイワ通信<7116.T>が売られ、年初来安値を更新した。東京証券取引所は19日付で、ダイワ通信の株式が宣誓書違反による再審査に関する猶予期間に入ることとなったと発表した。また、同社に対し上場契約違約金の徴求を行うことを決めた。東証の発表を嫌気した売りが出たようだ。新規上場申請に関する宣誓書において宣誓した事項に違反し、新規上場に関する基準に適合していなかったと認められたため。再審査に関する猶予期間は来年6月19日までで、違約金は1440万円とする。

 ダイワ通信は今年4月21日、子会社での不適切会計処理に関する第三者委員会の調査報告書を公表。更に6月2日には、新たに関連当事者取引での不適切手続きが行われた可能性が判明したことを受け、特別調査委員会の設置を発表した。同日には会計監査法人から、監査人としての選任を辞退する通知があったと開示。後任の一時会計監査人候補者の選定を開始した。

出所:MINKABU PRESS


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