米外為市場サマリー:ドル確保の動き継続し一時146円20銭台に上伸


 20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円09銭前後と前日と比べて65銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=168円34銭前後と同1円20銭弱のユーロ高・円安だった。

 米ホワイトハウス報道官が19日に「トランプ大統領が今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定する」と発表したことで、米国が即座に軍事介入に動くとの警戒感がやや和らいだ。ただ、中東情勢の緊迫が解消したわけではなく、予断を許さない状況が続いていることから依然として流動性の高いドルを確保する動きが優勢だった。この日に米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が早期利下げに前向きな姿勢を示したことがドルの重荷となる場面もあったが、米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁が「利下げを急ぐ必要はない」と発言したことなどを背景に再びドル買いが流入。英独仏とイランの外相会談で緊張緩和に向けた具体的な成果がなかったこともあり、ドル円相場は一時146円22銭まで上伸した。一方、中東を巡る警戒感がひとまず薄れたことなどを背景にリスク選好的なドル売り・ユーロ買いが進み、対円でもユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1523ドル前後と前日に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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