午前:債券サマリー 先物は反落、時間外の米金利上昇が影響


 23日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。米軍が日本時間22日午前にイランの核施設を攻撃したことを受け、この日の時間外取引で米長期金利が上昇していることが影響した。

 中東情勢が一段と緊迫化したことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、債券先物は小高くスタートした。ただ、時間外取引で米指標油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物の期近8月物が騰勢を強めていることで、米インフレ圧力が高まるとの見方から時間外の米長期金利が上昇するとともに円債に売りが流入。原油価格の上昇はエネルギーの大半を輸入に頼る日本にとっても影響が大きく、国内物価が上振れすれば日銀の早期利上げにつながるとの思惑もあり、先物は午前10時すぎに139円08銭まで下押す場面があった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前週末比26銭安の139円17銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べて0.030%高い1.420%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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