<動意株・26日>(前引け)=サイボウズ、リゾートトラ、ファマライズ


 サイボウズ<4776.T>=大幅高で年初来高値更新。25日取引終了後、25年12月期連結業績予想について売上高を360億400万円から372億200万円(前期比25.4%増)へ、営業利益を84億3700万円から90億5100万円(同85.0%増)へ上方修正すると発表した。クラウド関連事業の積み上げ額が当初想定より好調に推移しているため。これが好感されている。あわせて、プロバスケットボールクラブ「愛媛オレンジバイキングス」を運営するエヒメスポーツエンターテイメント(松山市)を子会社化すると発表した。エヒメスポーツエンターテイメントと資本・業務提携を結ぶとともに、同社の第三者割当増資引き受けにより株式を取得する。両社のリソースを活用した新たなサービスやコンテンツの開発、スポーツビジネスの普及に向けた啓蒙活動などに取り組む構え。

 リゾートトラスト<4681.T>=新値追い。SMBC日興証券が25日付で同社の投資評価「1(強気)」を据え置き、目標株価を前回の1950円から2100円に引き上げたことが材料視されているようだ。レポートでは、好調な会員権販売、収益性改善に向けた取り組みを引き続き評価。中期経営計画で示された力強い成長目標とROE改善に向けた姿勢も好印象としたうえで、メディカル事業の成長加速に向けた取り組みを中期的な注目ポイントに挙げている。

ファーマライズホールディングス<2796.T>=上げ足強め新高値。同社は25日の取引終了後、25年5月期の連結決算発表にあわせ、26年5月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比5.2%増の667億9500万円、経常利益は同6.9倍の9億4100万円、最終損益は2億6600万円の黒字(前期は3億6700万円の赤字)を計画する。25年5月期は計画に対し未達で着地したものの、業績の底入れを期待した買いが優勢となったようだ。調剤薬局事業において推進したM&Aによる規模拡大の効果を見込む。同時に中期経営計画も公表。最終年度の28年5月期に売上高700億円、最終利益7億円に伸ばす目標を掲げた。

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出所:MINKABU PRESS


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