パソナGは売り買い交錯、万博関連での追加費用で前期最終赤字幅が拡大へ


 パソナグループ<2168.T>が売り買い交錯。同社は前週末27日の取引終了後、25年5月期の連結業績に関し、売上高が計画を108億円下回る3092億円、営業損益が従来予想の17億円の黒字に対し、12億5000万円の赤字で着地したようだと発表。予想を下振れしたことを嫌気した売りが先行したものの、5日移動平均線近辺で下げ渋り、押し目買いに支えられる形となった。

 最終赤字は従来の見通しの43億円から86億5000万円に拡大する。ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)需要の新規獲得を進めたものの、案件獲得が想定よりも伸びなかった。大阪・関西万博関連での追加費用に関する特別損失の発生も響く。アウトソーシングセグメントを含む前の期の水準と比べて、前期の売上高は13%減。前の期の営業損益は同水準で67億9400万円の黒字、最終損益は958億9100万円の黒字だった。同セグメントは子会社の株式の売却に伴い前期に廃止している。

出所:MINKABU PRESS


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