日精樹脂が3日ぶり反発、中期経営計画で収益拡大目標を示す


 日精樹脂工業<6293.T>が3日ぶりに反発した。同社は6月30日の取引終了後、開示が遅れていた25年3月期の連結決算を発表。これにあわせ、26年3月期の業績予想を公表し、今期は減収ながらも経常利益は前期比2.6倍の9億円となる見通しを示した。あわせて3カ年の中期経営計画を発表し、最終年度となる28年3月期に売上高を600億円(26年3月期見通しは442億円)、営業利益を30億円(同10億円)に伸ばす目標を掲げており、これらを手掛かり視した買いが入ったようだ。

 同社は今後、米国で超大型機の現地生産を進めシェア拡大を目指す方針。中国では自動車・医療分野への進出を加速させるほか、インドに新工場を建設するなどグローバルに事業を展開していく。同社は海外子会社間の取引における為替換算レートの適用相違により、決算数値の確定に時間を要することとなったとして、決算発表を延期すると公表していた。過年度の有価証券報告書についても訂正を行った。

出所:MINKABU PRESS


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