午前:債券サマリー 先物は小幅続落、日銀短観を受けた売りは朝方で一巡


 1日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅続落。日銀短観が強めの結果となったことを受けて売られる場面もあったが、米債券高や株安を手掛かりに値を戻す展開となった。

 6月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断DIがプラス13と前回の3月調査(プラス12)から改善。市場で日銀が追加利上げに動きやすくなるとの見方が広がるなか、債券先物は一時138円92銭まで軟化した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測を背景に、前日の米長期債相場が反発(金利は低下)したことが円債を下支え。日経平均株価が利益確定売りで反落したことも追い風となり、朝方の売りが一巡したあとは持ち直す動きとなった。なお、きょうは財務省が10年債入札を実施する。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比1銭安の139円01銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.005%高い1.425%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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