東京株式(前引け)=続落、米関税交渉先行き懸念でリスクオフ


 2日前引けの日経平均株価は前営業日比392円61銭安の3万9593円72銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億9691万株、売買代金概算は2兆2946億円。値上がり銘柄数は889、対して値下がり銘柄数は675、変わらずは61銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株を中心に利益確定の売りが続き、日経平均株価は大幅続落となった。前日の米国株市場ではNYダウが400ドル高で4連騰と上値指向を強めたが、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は7日ぶりに反落しており、牽引役を担っていたエヌビディア<NVDA>の上げ足も止まった。これを受けて東京市場でも半導体関連株などを中心に利食い急ぎの動きが出ている。また、トランプ米大統領が日本に対し関税の引き上げを示唆するなど強硬姿勢を示しており、これが市場センチメントを冷やす背景となっている。ただ中小型株には強い動きを示すものが多く、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っている。

 個別ではレーザーテック<6920.T>、ディスコ<6146.T>、アドバンテスト<6857.T>など売買代金上位の半導体製造装置関連株が軒並み下落している。フジクラ<5803.T>が大きく値を下げたほか、ソフトバンクグループ<9984.T>も下値を探った。三菱重工業<7011.T>、IHI<7013.T>、川崎重工業<7012.T>などの防衛関連株も売りを浴びた。このほか、gumi<3903.T>が急落、千葉興業銀行<8337.T>も大きく利食われた。半面、ファーストリテイリング<9983.T>がしっかり、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が物色人気。フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が堅調、リクルートホールディングス<6098.T>も頑強。日本コンセプト<9386.T>が続急騰、エアトリ<6191.T>も値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。