日ハムが4日ぶり急反落、農林中金などによる株式売り出しで需給悪化を警戒


 日本ハム<2282.T>が4日ぶりに急反落した。同社は2日の取引終了後、株式の売り出しを発表。農林中央金庫など金融機関が合計953万5900株を売却する。株式の需給悪化を警戒した売りが膨らんだようだ。

 売出価格は15日から17日までのいずれかの日に決める。金融機関から政策保有株式の売却に関する意向があったことを踏まえ、日ハムは円滑な売却機会を提供しつつ、海外を含む機関投資家層の拡大とともに、株式の流動性向上につなげる。同社は5月9日に取得総数600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.1%)、取得総額300億円を上限とする自己株式の取得枠を設定しているが、今回の売り出し株数はこの取得枠の上限の株数を上回る規模となった。

出所:MINKABU PRESS


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