外為サマリー:持ち高調整などで144円30銭台に伸び悩む


 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=144円34銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭弱のドル高・円安となっている。

 3日に発表された6月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比14万7000人増と市場予想を上回った。同日の米市場では米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、ドル円相場は一時145円23銭まで上伸した。ただ、雇用者数増加のほぼ半分は政府部門によるもので、民間セクターの伸びは鈍化していることから米景気の減速懸念が完全に払しょくされた訳ではなく、この日の東京市場ではドル買いが一服。また、トランプ米大統領が4日から貿易相手国・地域に対して関税率を通知する書簡の送付を開始すると発表したことや、きょうの朝方に総務省が発表した5月の実質消費支出が2カ月ぶりのプラスとなったこともドル売り・円買いにつながった。4日の米国は独立記念日の祝日で休場となることから持ち高調整のドル売り・円買いが出やすかったこともあり、午後2時50分ごろには144円30銭近辺まで伸び悩む場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1784ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=170円09銭前後と同30銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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