池田泉州HDが2011年以来の高値圏、ありあけキャピタル保有の地銀株として物色人気化◇


 池田泉州ホールディングス<8714.T>が3日ぶりに急反発し、2011年以来の高値圏に浮上した。トランプ関税によるインフレ懸念が広がるなかで8日のニューヨーク市場で米長期金利は4.4%台に上昇した。また、参院選公示後の日本国内では自民党の苦戦が報じられ、野党からの減税圧力などが強まり財政が悪化するとの思惑から、債券は売られ円金利に上昇圧力が掛かっている。金利上昇メリットセクターである銀行株全般が選好されやすい地合いにあって、池田泉州HDは地銀を中心に投資をするありあけキャピタル(東京都中央区)が7%超を保有していることがこれまで明らかとなっており、関西地銀の再編を巡る憶測も渦巻いた状況にある。株価は600円のフシ目を明確に上抜けており、上値余地を見込んだ資金の流入を誘発したようだ。ありあけキャピタルによる5%超保有が判明している滋賀銀行<8366.T>も高い。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS


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