<注目銘柄>=サムコ、売上高総利益率は高水準を維持


 サムコ<6387.T>は半導体など電子部品製造装置を製造。販売価格の値引き抑制や操業度向上などにより、売上高総利益率は高水準を維持している。

 6月11日に公表した25年7月期第3四半期累計(24年8月~25年4月)の単独決算は、営業利益が前年同期比7.9%増の13億9300万円で着地した。化合物半導体分野は減収となったものの、シリコン半導体分野はシリコンフォトニクス用途(導波路など)やシリコンウエハーの欠陥解析用途などの売り上げが伸長。また、電子部品分野は高周波フィルター用途の販売に加え、量子デバイス用途やセンサー用途などが増加したことから増収となった。第3四半期末の受注残高は同7.0%増の56億9700万円で、順調に消化できれば通期業績が上振れする可能性がありそうだ。

 株価は6月30日に直近高値3220円をつけたあとは上げ一服となっているが、25日移動平均線の水準まで調整したことで出直り機運。1月7日の年初来高値3315円奪回からの一段高に期待したい。(参)

出所:MINKABU PRESS


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