川崎地質が3年8カ月ぶりに4000円台乗せ、下水道関連株への波状的な買い続く◇


 川崎地質<4673.T>が全般地合い悪に逆行して続伸、2021年11月以来約3年8カ月ぶりに4000円大台を回復した。また、日本ヒューム<5262.T>も上場来高値近辺で頑強な値動きを示しているほか、日本鋳鉄管<5612.T>やベルテクスコーポレーション<5290.T>など下水道関連株の一角が強さを発揮している。今年1月に埼玉県八潮市で起きた下水道管腐食が原因とされる大規模な道路陥没事故を受けて、国策としての下水道インフラ整備が早急に進められる必要性が叫ばれている。「特に最近は異常ともいえる気温の上昇が各地で相次いでいる。夏場は気温上昇に伴い老朽化した水道管が膨張しやすく破裂するケースが増加することが予想され、季節的要因からも株式市場で改めて関心が高まりやすい」(中堅証券ストラテジスト)という指摘も出ている。政府が進める国土強靱化計画でも下水道の老朽化対策は重要なポイントとなっており、関連株へのマークが強まっているもようだ。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS


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