午前:債券サマリー 先物は小幅続落、20年債入札を控え方向感欠く


 10日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅続落。朝方の売りが一巡したあとは切り返す場面もあったが、この日に実施される20年債入札を見極めたいとして上値は重かった。

 20日投開票の参院選後に財政政策が拡張的になるとの見方が漂うなか、20年債入札の結果が警戒されている様子。入札結果が低調となれば超長期債に一段と金利上昇圧力がかかる可能性があることから、債券先物は寄り付き直後に一時138円62銭まで軟化した。ただ、9日に行われた米10年債入札の結果が堅調だったことなどを受け、同日の米長期債相場が6営業日ぶりに反発(金利は低下)したことが円債を下支え。また、日経平均株価の反落で安全資産とされる債券が選好されやすかった面もあった。とはいえ、先物は午前9時30分すぎに138円76銭まで強含んだあとは伸び悩んだ。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比1銭安の138円68銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%低い1.495%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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