近鉄百が大幅続伸、8月中間期最終利益予想を上方修正


 近鉄百貨店<8244.T>が大幅続伸している。前週末11日の取引終了後、8月中間期連結業績予想について、売上高、営業利益は従来予想を据え置きつつ、最終利益を15億円から32億円(前年同期比2.2倍)へ上方修正したことが好感されている。

 第1四半期に名古屋店の店舗閉鎖損失約20億円を特別損失として計上した一方、名古屋店閉店に伴う受取保証金45億3100万円を第2四半期に特別利益として計上することが要因としている。なお、26年2月期通期業績予想は、売上高1210億円(前期比5.1%増)、営業利益54億円(同0.9%増)、最終利益35億円(同0.4%増)の従来見通しを据え置いている。

 同時に発表した第1四半期(3~5月)決算は、売上高297億7700万円(前年同期比7.8%増)、営業利益10億7500万円(同6.4%増)、最終損益6億400万円の赤字(前年同期7億8900万円の黒字)だった。前年に急拡大した免税売り上げの反動減はあったものの、「大阪・関西万博」会場内の店舗やあべのハルカス近鉄本店に移設拡大オープンした大阪・関西万博オフィシャルストアが想定を上回る好調ぶりを見せたことが寄与した。

出所:MINKABU PRESS


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