午後:債券サマリー 先物は小反発、長期金利は1.570%と上昇一服


 16日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反発した。前日のニューヨーク市場で、長期債相場が下落(金利が上昇)したことが重荷となったが、日経平均株価が後場に伸び悩むと、持ち高調整目的の買いが入り切り返した。

 15日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)は、食品・エネルギーを除くコア指数の前月比の伸びが市場予想を下回ったものの、伸び率の高い品目が散見され、トランプ関税に伴うインフレ圧力の高まりが意識された。日本国内では参院選後に財政拡張圧力が高まることが引き続き警戒され、先物は一時137円70銭まで下落した。

 日経平均株価はこの日、一時200円を超す上昇となり3万9900円台に乗せた。午後2時にオランダの半導体製造装置メーカーのASMLホールディング<ASML>が決算を発表。このタイミングを境にして、先回りしていて買われていた半導体株が売られ、株価指数は急速に伸び悩んだ。一方で債券先物はプラス転換。直近で売られていた超長期債にも買い戻しが入った。

 先物9月限は前営業日比4銭高の137円96銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は、同0.015ポイント低い1.570%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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