東京株式(大引け)=14円安、半導体関連が支えるも終盤値を消す展開に


 16日の東京株式市場は方向感の定まらない動きに終始し、日経平均株価は途中上昇する場面もあったが、取引終盤に値を消し、結局小幅マイナス圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比14円62銭安の3万9663円40銭と小反落。プライム市場の売買高概算は15億6937万株、売買代金概算は4兆3945億円。値上がり銘柄数は568、対して値下がり銘柄数は994、変わらずは64銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方に日経平均が小高くスタートしたものの、すぐに値を消しマイナス圏に沈んだ。しかしその後は再び切り返し、後場に入ると240円あまりの上昇で3万9900円台まで水準を切り上げる局面もあった。前日の米国株市場でエヌビディア<NVDA>が買われた流れを引き継ぎ、半導体関連の主力銘柄が上昇し日経平均を押し上げた。しかし、全体的には値下がり銘柄が多く、後場取引後半になるとオランダのASML<ASML>の決算が発表されたのを契機に半導体関連に利食いの動きが広がり、それに合わせて日経平均も再び急速に値を消す展開を強いられた。20日の参院選の投開票を控え、この結果を見極めたいとの思惑から積極的な買いが入りにくく、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の35%にとどまった。

 個別では、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>が買われ、フジクラ<5803.T>も上昇した。良品計画<7453.T>も堅調。IHI<7013.T>が高く、任天堂<7974.T>がしっかり。東宝<9602.T>は急騰した。JCRファーマ<4552.T>が値上がり率トップとなり、ライフドリンク カンパニー<2585.T>も値を飛ばした。オープングループ<6572.T>が大幅高、フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>、第一工業製薬<4461.T>、松屋<8237.T>なども大きく水準を切り上げた。

 半面、売買代金首位となったレーザーテック<6920.T>が下落、同2位となったディスコ<6146.T>も軟調。サンリオ<8136.T>が値を下げ、ファーストリテイリング<9983.T>も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが下落、古河電気工業<5801.T>も利食いに押された。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884.T>が値下がり率首位に売り込まれ、テラスカイ<3915.T>も急落。いちご<2337.T>、ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433.T>なども大幅安。

出所:MINKABU PRESS


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