午前:債券サマリー 先物は反落、財政リスクを意識した売り優勢


 17日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。参院選後に政権の枠組みが変わる可能性があり、拡張的な財政政策に傾くことへの警戒感から売りが優勢だった。

 債券先物は前日終値と同じ137円96銭で寄り付き、その後は売りに押される展開だった。16日に発表された6月の米卸売物価指数(PPI)でインフレ鈍化が示され、同日の米長期債相場が5営業日ぶりに反発(金利は低下)したことが円債を下支え。ただ、前日にはトランプ米大統領がパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の解任に言及したと一部で報じられ、米債が売られる場面があったことから積極的に円債を買い上がる材料にはならなかった。参院選後の政局や財政運営を巡る不透明感から財政リスクが意識されやすいこともあり、午前10時15分すぎには一時137円83銭まで軟化した。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施される。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比12銭安の137円84銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.005%高い1.575%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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