午後:債券サマリー 先物続伸、日銀オペ結果で上げ幅拡大 長期金利1.520%に低下


 18日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。午後に一段高となった。この日、日銀が実施した定例の国債買い入れオペで、債券の保有ニーズの高さが示された。時間外での米長期金利の低下(債券価格の上昇)も追い風となり、朝安後に切り返す展開となった。

 日銀がこの日、実施した定例の国債買い入れオペは、オファー額は予定通り。長期ゾーンの「残存期間5年超10年以下」を含む4本全てで応札倍率が2倍を下回った。オペ結果の判明を受けて先物には買いが集まり、取引終盤にかけてジリ高歩調となった。先物は一時138円02銭まで上昇した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は今月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)について、0.25ポイントの利下げが妥当だとの見解を示した。前日のニューヨーク市場で長期債相場は横ばい圏だったが、時間外取引において米金利が低下し、円債相場に追い風となった。日本の総務省が発表した6月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比3.3%上昇。円債相場の反応は限定的なものとなった。

 先物9月限は前営業日比30銭高の138円35銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.030ポイント低い1.520%で推移している。


出所:MINKABU PRESS


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