「外食」が23位にランクイン、飲食店の倒産過去最多ペースで上場外食企業に優位か<注目テーマ>


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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「外食」が23位にランクインしている。

 帝国データバンク(東京都港区)が7月8日に発表した「『飲食店』の倒産動向(2025年上半期)」によると、25年上半期(1~6月)の飲食店の倒産(負債1000万円以上、法的整理による倒産)は458件発生し、前年同期を5.3%上回り3年連続で増加。また、上半期として過去最多を更新した。このペースで推移すると、年間では前年の894件を上回り、初の900件台に達する可能性もあるという。

 同社によると、コロナ禍で受けたダメージから回復途上にあるなかで、食材費や人件費など運営コストの増加で収益確保のメドが立たなくなり、事業継続を断念するケースが多くみられたという。更に今後も経費の高騰や賃上げなどで収益が圧迫され、中小・零細事業者を中心に倒産の増加は避けられないとしている。

 その一方、ファミリーレストラン大手のすかいらーくホールディングス<3197.T>の6月の月次売上高は既存店売上高が前年同月比3.9%増と39カ月連続で前年実績を上回った。ファストフード大手の日本マクドナルドホールディングス<2702.T>の6月売上高でも既存店売上高は前年同月比3.6%増と6カ月連続で前年実績を上回っており、大手チェーンには好調が目立つ。経営環境に不透明感が増すなかで、体力のある上場企業の存在感が高まっており、これがテーマとしての「外食」への関心の高まりにつながっているようだ。

出所:MINKABU PRESS


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