パソナGが朝高後値を消す、30年5月期に売上高4000億円目指す中期ビジョンを公表


 パソナグループ<2168.T>が朝高後に値を消す展開となった。同社は17日の取引終了後、中期ビジョンを発表し、30年5月期に売上高4000億円(26年5月期予想は3300億円)、経常利益率5%(同0.8%)を目指す方針を示した。また、ROE(自己資本利益率)8%以上、PBR(株価純資産倍率)は1倍超を目標とした。これを材料視した買いが入ったものの、上値の重さが意識され、利益確定売りに押されて下げに沈む場面があった。

 同社は財務目標の達成に向けた3つの重点戦略として、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ソリューションの高付加価値化と地方創生・観光ソリューションの深化、新産業の創造を掲げる。BPOソリューション事業はAI・デジタル技術の導入や基幹システム刷新、M&A・資本業務提携によるサービス領域拡大などを図る。地方創生・観光ソリューション事業では、顧客セグメントの深掘りや法人顧客基盤の活用、経営資源・オペレーションの最適化を通じ、利益貢献を狙う。

出所:MINKABU PRESS


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