明日の為替相場見通し=一進一退か、米金利動向にらみの展開続く


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、一進一退の動きとなりそうだ。予想レンジは1ドル=147円20銭~148円20銭。

 20日投開票の参院選を受けた初期反応はドル安・円高となり、ドル円は147円ちょうど近辺まで軟化したが、円買いが一巡した後は147円台後半まで戻した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長への辞任圧力が取り沙汰されるなかで、ベッセント財務長官は21日のインタビューでFRBの組織全体について検証の必要性について言及。FRBに利下げを促そうと政権側も動いている。この先はパウエル氏による発言機会が予定されているが、金融政策に関する発言を控えるブラックアウト期間であることには留意が必要だ。一方の日本国内では、参院選で自公与党が大敗を喫した。財政拡張シナリオが意識されるなか、円売りポジションの再形成が進む可能性もあるだろう。ドル円に対し強弱材料が交錯するなかにあって、目先は米金利にらみの展開を余儀なくされるとみられている。

 このほか、海外では米国で7月リッチモンド連銀製造業指数が公表される予定となっている。


出所:MINKABU PRESS


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