午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利1.500%に低下


 22日の債券市場で、先物中心限月9月限は4日続伸。参院選の結果は想定の範囲内と受け止められ、過度な財政拡張懸念が和らぐなか徐々に買いが優勢となった。

 自民・公明の与党は20日に投開票された参院選で50議席を下回り、非改選を含む参院全体で過半数を割り込んだ。これを受けた債券先物は財政リスクが意識されるかたちで朝方に一時138円16銭まで軟化したが、政権の枠組みを見極めたいとして売りは続かず。石破茂首相が続投を表明したことで消費減税の可能性が高まっていないほか、国内政治の不透明感から日銀の追加利上げが難しくなるとの見方もあり、売り一巡後は次第に買いが増えた。ただ、あす財務省が実施する40年債入札を控えて一段の上値追いには慎重さもあり、午後1時40分すぎに138円71銭をつけたあとは買いが一服した。

 先物9月限の終値は、18日に比べて25銭高の138円60銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で18日に比べて0.025%低い1.500%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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