「下水道」が8位にランクイン、国策支援でインフラ整備の思惑<注目テーマ>


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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「下水道」が8位にランクインしている。

 トランプ関税に振り回されるなか、自動車関連を中心とする輸出セクターには逆風が強い。内需株に注目が向かいやすい相場環境にある。そのなか、国内政局は不安定ながら、国策として推進する下水道インフラは避けては通れない課題であり、関連銘柄への波状的な物色が続いている。

 今年1月に埼玉県八潮市で起きた下水道管腐食が原因とされる大規模な道路陥没事故は、国家主導で早急な対策が求められる重要案件として株式市場でも下水道関連株への注目度を高める背景となった。最近では今月5日に、大阪市東淀川区の交差点で地中の工業用水道管が破損して水が漏れたことが原因となり、道路一帯が冠水する事故が発生した。また、先月下旬には鎌倉市で水道管の主管と支管をつなぐ継ぎ手が外れ道路が冠水し、この時は約1万戸が断水する事態となるなど被害も広範囲に広がった。全国で耐用年数を超過している管路は約380キロメートルに及ぶとされる。更に今後20年間でその規模は12倍に膨らむという試算もあり、関連銘柄が改めて脚光を浴びる可能性がある。

 関連銘柄として西松建設<1820.T>や大豊建設<1822.T>などのゼネコンのほか、大盛工業<1844.T>やNJS<2325.T>、日本ヒューム<5262.T>、日本鋳鉄管<5612.T>、三菱化工機<6331.T>、メタウォーター<9551.T>などが挙げられる。

出所:MINKABU PRESS


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