<注目銘柄>=アシックス、収益性向上で好業績継続へ


 アシックス<7936.T>は7月8日に直近高値3833円をつけたあと調整しているが、好業績期待から先高感は強く、押し目は狙い場と考えたい。

 世界大手であるランニングシューズを中心とするスポーツ用品メーカー。製販一体となって事業を促進するカテゴリー経営体制を19年に導入したことに伴い、収益性を意識した組織体制が確立され、収益性が改善している点に注目したい。

 5月に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高2083億1300万円(前年同期比19.7%増)、営業利益445億1100万円(同31.6%増)だった。パフォーマンスランニング(ランニングシューズ)、コアパフォーマンススポーツ(ランニング以外の競技用シューズ)、スポーツスタイル(日常用のシューズ)、アパレル・エクィップメント(競技・日常用のウェア・アパレルや用具)、オニツカタイガー(「オニツカタイガー」ブランドのシューズ・アパレル)の5つのカテゴリー全てで売り上げが伸長。売上高の約8割を占める海外も全地域で増収を達成した。

 足もとは、高付加価値製品の好調や直販比率の高まりなどによる収益性向上が続く。北米の売り上げ構成比が2割前後で競合他社より低いことから、米国の関税政策による影響も十分吸収でき、会社予想の25年12月期通期営業利益予想の1200億円(前期比19.9%増)は上振れの可能性が強い。更に、26年12月期に営業利益1400億円強を見込む調査機関もあり、業績好調が株価を押し上げそうだ。(仁)

出所:MINKABU PRESS


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