午後:債券サマリー 先物は続落、リスクオン地合いで売り優勢


 24日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。米国と各国・地域との貿易協議が進展しているとして、投資家のリスク資産選好が強まったことから債券には売りが出やすかった。

 日米関税交渉が合意に至ったほか、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は23日に「米国と欧州連合(EU)が通商合意に近づきつつある」と報じた。これを受けて前日の米市場は株高・債券安とリスクオンの地合いとなったことが東京市場に波及。債券先物は朝方こそ前日に急落した反動からプラス圏に浮上する場面もあったが、日経平均株価の大幅続伸が重荷となるかたちで軟化した。経済を巡る不確実性が低下したことで日銀が追加利上げに動きやすくなるとの見方も債券売りにつながり、午後には一時137円40銭まで下押した。その後は押し目買いで下げ渋ったものの、拡張的な財政政策に対する警戒感がくすぶっていることから戻りは限定的だった。

 先物9月限の終値は、前日比11銭安の137円51銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.005%高い1.595%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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