キヤノンが3日ぶり急反落、米関税影響で25年12月期業績予想を下方修正


 キヤノン<7751.T>は3日ぶりに急反落した。同社は24日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想の修正を発表。売上高予想を4兆6500億円から4兆6000億円(前期比2.0%増)へ、営業利益予想を4660億円から4600億円(同64.4%増)へ、最終利益予想を3330億円から3300億円(同2.1倍)に引き下げた。日米関税交渉の合意を受け直近で株価は急ピッチな上昇をみせていたが、下方修正を受けた売りが優勢となっている。

 業績修正は米国関税政策の不透明感が企業投資や個人消費に与える影響を考慮。現在実施されている10%の追加関税が継続するという前提を通期見通しに反映している。第3四半期以降の想定為替レートは1ドル=142円、1ユーロ=165円に設定した。6月中間期の売上高は前年同期比2.0%増の2兆1985億6700万円、営業利益は同8.0%増の2143億800万円、最終利益は同4.1%増の1559億400万円だった。第2四半期(4~6月)は減収減益。ミラーレスカメラやネットワークカメラなどが好調に推移したものの、円高による減収の影響を補いきれなかった。

出所:MINKABU PRESS


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