四国化HDが後場急落、建材事業落ち込み4~6月営業利益8.8%減


 四国化成ホールディングス<4099.T>が後場急落している。この日発表した6月中間期連結決算で、営業利益は52億5300万円(前年同期比8.6%増)と上期として過去最高を更新したものの、4~6月期では同8.8%減となっており、足もとの業績悪化を嫌気した売りが出ているようだ。

 上期は、有機化成品の北米向け販売が前期好調の反動減で減収となったほか、新規住宅着工戸数が低調に推移したことで建材事業も苦戦し、売上高は341億7200万円(同3.0%減)となった。これをファインケミカル製品の販売増や有機化成品のセールスミックス効果でカバーし上期としては増益となったが、アルミ地金を始めとする原材料価格高騰や物流コスト上昇などにより、建材事業の落ち込みが大きく、4~6月期は営業減益となった。

 なお、25年12月期通期業績予想は、売上高700億円(前期比0.7%増)、営業利益94億円(同3.5%減)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS


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