米外為市場サマリー:米金利低下などが影響し一時148円30銭台に軟化


 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円46銭前後と前日と比べて7銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=171円42銭前後と同70銭強のユーロ安・円高だった。

 米関税政策を巡る先行き不透明感が後退していることに加え、この日に国際通貨基金(IMF)が25年の世界経済や米国経済の成長率見通しを上方修正したことなどを手掛かりに、ドル円相場は148円81銭まで上伸する場面があった。ただ、6月の米雇用動態調査(JOLTS)で、求人件数が市場予想を下回ったことが分かるとドルは軟化。米7年債入札の堅調な結果を受けて米長期金利が低下したことも重荷となり、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いで一時148円34銭まで下押した。その後のドルは下げ渋る動きとなったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を30日に控えていることから戻りは限定的だった。一方、米国と欧州連合(EU)との貿易合意は、米側に有利な内容との見方などからユーロが軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1547ドル前後と前日に比べて0.0040ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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