外為サマリー:一時148円50銭台に下落、日銀会合は現状維持も利上げ思惑強い


 31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=148円78銭前後と前日午後5時時点に比べ70銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=170円15銭前後と同90銭強のユーロ安・円高で推移している。

 前日のニューヨーク市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表され、政策金利は据え置かれたが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月利下げに慎重な姿勢を示し米長期金利は上昇。ドルは一時149円50銭台まで上昇した。東京市場に移ってからは、日銀金融政策決定会合の結果を注視する展開となり、午前11時頃には148円90銭前後までドル安・円高に振れた。同会合の結果は正午前に発表され、市場予想通り金融政策は現状維持だったが、同時に発表された「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では25年度以降の物価見通しを引き上げた。25年度の上昇率は2.7%と4月時点の2.2%から見直し。26年度の見通しも1.8%と前回の1.7%から引き上げた。追加利上げへの思惑が広がり日米金利差縮小の見方から、正午過ぎに一時148円50銭台までドル安・円高が進む場面があった。ただ、その後は夕方の植田日銀総裁の記者会見を確かめたいとの見方もあり、148円80銭前後での一進一退となった。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1436ドル前後と同0.0110ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。



出所:MINKABU PRESS


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