日産自が3日ぶり急反発、4~6月期の営業赤字幅は計画比で縮小


 日産自動車<7201.T>が3日ぶりに反発している。同社は30日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は2兆7069億600万円(前年同期比9.7%減)。営業損益は791億2400万円の赤字(前年同期は9億9500万円の黒字)、最終損益は1157億5800万円の赤字(同285億6200万円の黒字)に転落した。ただ、もともと同社は4~6月期は2000億円の営業赤字を見込むと発表していたため、計画に対して赤字幅が縮小して着地したことから、買い戻しを誘ったようだ。

 日産自グループの世界全体の小売台数は70万7000台(前年同期比10.1%減)となり減収につながった。損益は為替変動と米国関税の影響を受けて悪化。更に固定資産に関する減損損失406億6100万円を計上した。

 あわせて日産自は中間期の売上高及び営業損益予想を開示。売上高は5兆5000億円(前年同期比8.1%減)、営業損益は1800億円の赤字(前年同期は329億800万円の黒字)と見込む。第2四半期の想定為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=159円に設定。売上高のみ公表していた通期業績予想に変更はない。

出所:MINKABU PRESS


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