電通総研は大幅高で3連騰、通期経常利益の予想を引き上げで見直し買いの動き


 電通総研<4812.T>は大幅高で3連騰。同社は30日の取引終了後、25年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせて、通期業績予想の修正を発表した。売上高を従来予想の1700億円から1680億円(前期比10.1%増)に引き下げた一方、経常利益を230億円から235億円(同11.4%増)に引き上げており、見直し買いを誘ったようだ。

 売上高は中間期の業績が想定を下回った一方、下期の売上高計画を当初の想定より増額する。生産性の向上による効果を織り込んだほか、経常利益及び最終利益は中間期実績を踏まえ、上方修正した。

 6月中間期の連結決算は売上高が802億3900万円(前年同期比8.1%増)、経常利益が111億900万円(同8.2%増)だった。人事・会計を中心に企業の経営管理業務の高度化を支援するビジネスソリューション部門や、企業のマーケティング変革および官庁や自治体のデジタル改革を支援するコミュニケーションIT部門が増収増益となり、業績をけん引した。全体の受注高は前年同期比で3.4%増となった。

出所:MINKABU PRESS


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