「宇宙開発関連」が8位にランク、防衛省が防衛能力と情報通信技術の強化示す<注目テーマ>


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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が8位となっている。

 防衛省は28日、宇宙領域における防衛能力強化や次世代情報通信技術の活用推進の方向性を示す「宇宙領域防衛指針」と「防衛省次世代情報通信戦略」を公表した。

 宇宙領域防衛指針では、侵攻してくる艦艇や上陸部隊などに対して脅威圏外から対処するスタンド・オフ防衛能力の実効性確保のために、宇宙空間から移動目標をリアルタイムに探知・追尾する能力を構築することが必要だと強調。広域かつ高精度で観測可能な従来の大型地球観測衛星に、多数の小型非静止衛星を連携させて一体的に運用する衛星コンステレーションを組み合わせることで、リアルタイムかつ効率的な情報収集を可能にしていくと明記した。
 
 また、防衛省次世代情報通信戦略では、防衛上必要な7つの機能・能力(スタンド・オフ防衛能力、統合防空ミサイル防衛能力、無人アセット防衛能力、領域横断作戦能力、指揮統制・情報関連機能、機動展開能力・国民保護、持続性・強靱性)を強化するために、進展する次世代情報通信技術を効果的に取り込んでいくことがカギになると指摘。膨大なデータ通信及び処理を可能にするため、新たな防衛情報通信基盤(仮称)を整備するとしている。

 なお、主な関連銘柄は、多くの人工衛星を開発してきた三菱電機<6503.T>、衛星搭載機器を製造するNEC<6701.T>、衛星通信サービスを提供するスカパーJSATホールディングス<9412.T>など。また、衛星コンステレーションの関連銘柄としては、QPS研究所<5595.T>、IHI<7013.T>、Synspective<290A.T>などが挙げられる。

出所:MINKABU PRESS


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