アオイ電子は後場に一時8%近く上昇、9月中間期利益予想を引き上げ


 アオイ電子<6832.T>は後場に動意づき、一時8%近く上昇した。同社はきょう午後1時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、9月中間期の各利益の予想を引き上げた。営業利益を従来予想の2億5000万円から4億円(前年同期比25.8%減)、最終利益を2億3000万円から3億6000万円(同24.9%減)に変更しており、これをポジティブに受け止めた投資家の買いを誘った。コスト管理の徹底と自動化・効率化の推進による効果が出た。製品価格の適正化や高付加価値製品の販売比率の増加もあって、中間期の業績予想に影響を織り込んだ。売上高の予想は据え置いた。

 4~6月期は売上高が93億1700万円(前年同期比8.8%増)、営業利益は2億2300万円(同38.2%減)、最終利益は2億300万円(同51.2%減)となった。営業利益の通期計画(5億円)に対する進捗率は約45%に達した。民生機器向け部品の需要回復を受け増収になった一方、先端パッケージなどの新規事業の立ち上げに向けた先行投資や研究開発費の増加、原材料価格の高騰などにより営業利益は悪化した。

出所:MINKABU PRESS


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